「20兆円の入札ビジネス」を読みました。二度目です。今回は真剣に読んでみました。私が、この小さな会社でやれるかどうかの思考実験です。結論は「やれるとも言えるし、やれないとも言える」です。川崎市に限局して入札に挑戦することはできます。しかし戦力不足で、すぐに行き詰まるでしょう、時期尚早です。これを現有勢力でやろうとすれば、「緩い」ネットワークを使って仕事をシェアする必要があります。まずは、協力者の見定めと説得が先です。人助けとして新潟で苦労している二人の元部下にやり方を伝授して、介護予防運動などで飯が食えるようにしてあげることはできます。前回の感想は「なつかしい思い出です。木っ端役人とのお付き合いはもうたくさんです」でした。備忘します。
- 作者: 福井泰代
- 出版社/メーカー: 二見書房
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: 単行本
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…現在は、全省庁統一資格を取れば、すべての省庁の案件が入札できるようになります。これにより、資格取得のハードルが一気に下がりました。ページ43
資格をとるまでは多少手間がかかりますが…資格を取る→案件を探す→入札説明書で参加するかどうかを検討する→入札準備→入札という流れになります。ページ50
まず一つだけ資格を取るなら。迷わず「全省庁統一資格」をおすすめします。ページ77
全省庁統一資格では、事業者の規模によってランク分け行います。等級は年間平均高や自己資本額などが点数で換算され、AからDまでの4段階に分けられます。入札案件の資格の欄にこのランクが書かれていますので、自分が該当するランクに合わせて入札します。個人事業主や小さな会社はDランクになります。ページ78
企画競争は…プロポーザル方式とコンペ方式があります。…プロポーザル方式は受託業者の業務遂行能力を重点的に評価する選定方式、コンペ方式は、技術提案書・企画提案書の内容で評価する選定方式です。ページ91
電子入札をする際の利用者確認のために、ICカードとICカードリーダーが必要となります。ICカードとICカードリーダーとは、電子入札を行うにあたって、発注機関の電子入札サイトにログインするために必要なものになります。ページ111
説明書仕様書の詳細を確認し、不明点は質問することも大事ですが、もう一つ、スキルアップに欠かせないのは、経験値を増やすこと。経験値はヒューマンエラーを最小限に減らしてくれます。ページ136
一般競争入札は、通常は一番安い企業が落札します。入札を始めたばかりでしたら、利益は低めで、とにかく仕事をとっていこうという姿勢で入札に臨むことをおすすめします。少し無理をしてでも、仕事を取ってしまえば、ネームバリューと安心感、安定感を得られるところにつながっていきます。ページ156
…落札のコツはありますか?と聞かれます…本当のところは「場数」だと私は考えている。ページ161
実際に世の中を変えるのは「いいね」ではなく、「こういうものがあったらいいな」がかたちになったときではないでしょうか。ページ191
どの地域からでも見れるサイト「入札なう」…興味を持たれたら「入札なう」のサイトから検索してみてください。ページ226