永田町アホばか列伝

「永田町アホばか列伝」を読みました。著者の足立康史先生(前衆議院議員)の著作です。国会中継youtubeで見るようになったのは、足立先生の「アホばか」発言を聞いてからです。ともかく歯切れもいいし、論理的、かつ噺家の要素もあり、抱腹絶倒の国会質疑です。彼が「報道特注」という番組で本を出すと言っていたので、思わずアマゾンで予約注文しておきました。本日、到着。一気に読み終えました。意見は維新の会の意見ではなく、私の意見と断っていますが、今の政治家をなで斬りです。今回の衆議院選挙での当選をお祈りします。備忘します。

永田町アホばか列伝

永田町アホばか列伝

いまだにほとんど手つかずの「聖域」が、実は学校法人なのだ。所有という概念がない非営利法人を使うと、恐ろしいことに事実上、無税で資金のやりとりができるだけでなく、相続までできてしまうのだ。森友学園のような詐欺容疑はもってのほかだが、今後学校法人にはしっかりと監査をやらなければ大変なことになる。 ページ26
8月の定例記者会見では、最終的に豊洲移転を決めた際の記録が残っていないことを問われて、「文書の不在は(自らが)AI、人工知能だからだ。最後の決め手は人工知能、つまり政策決定者である私が決めた」と答えている。自民党の都政を散々不透明と攻撃しておきながら、小池都知事自身が真っ黒なブラックボックスだった。流行りのAIとでも言っておけばごまかせると考えているところが痛々しい。ページ46
前原代表、今後も色々曲折あるだろうし、もしかしたら、万が一にも総理になれるチャンスがあるかもしれない。でもあの陰鬱さ、辛気臭さ、オーラの無さを見るにつけ、どんなにパブリックイメージが良くても、実際は無理なのではないか、総理の器ではないのではないかと思ってしまう。ページ88
「ガソリーヌ」というニックネームもとになったガソリンプリペイドカード大量購入問題について、山尾議員は、一緒の不正行為だと訴えると騒いでいたのにお金は返してもらったから問題ないと言い放ってきた。秘書を監督する責任を怠ったにもかかわらず、何も責任を取らずにのうのうと、不起訴処分になった甘利議員を「不正だ!」と攻撃したりしていたのである。ページ91
はっきり申し上げておくが玉木議員と獣医師会の関係は、受託収賄疑惑があると考えている。通常国会では特区制度を盛んに避難していたが、それは誰のためだったのだろうか? 確認だが玉木議員は父と弟が獣医師であり、玉木議員自身も平成24年日本獣医師会から100万円の献金を受けている。この問題が取り上げられると玉城議員は「献金と加計問題とは何の係りがない」と反論したが、その後も香川県獣医師会から献金をもらっていたのは既に述べたとおりだ。ページ112
辻元清美議員と北朝鮮、とこれだけはっきり述べているのに、民進党はいつもと違い、削除しろと言ってこない。つまり否定できないということか、騒ぎを大きくするとさらに不都合な何かが飛び出してくるのを警戒しているのか。まさか飛んできたミサイルの原資にはなっとらんやろな、ちょっと恐ろしい気もするが,の調査の進展に期待して欲しい。ページ120
共産党破防法監視団体であることを国会質問で取り上げてみたことがある。…平成29年3月11日の衆議院外務委員会で次のような指摘をしてみた。…これ以外にも何度か、共産党破防法の調査対象になっていることを指摘してきたが、同席している共産党員は渋い顔して黙っているだけだった。そら事実だからしゃーないわな!ページ126
失礼を重ねれば、稲田議員や岸田議員に対する、小野田五典防衛相のなんという歯切れの良さよ。「北朝鮮核兵器を持っている」とちゃんとおっしゃってくれる。敵地攻撃能力についても明確な考えを持っておられる。ページ179