トップポイント2017年11月号

「トップポイント2017年11月号」を読みました。「中国はなぜ軍拡を続けるのか」「東京オリンピック後の日本経済」「インターネットは自由を奪う」「パラノイアだけが生き残る」「管理しない会社がうまくいくわけ」「米陸軍戦略大学校テキストー孫子クラウゼヴィッツ」「マンガーの投資術」「自分の心に気づく言葉」「禅が教える人生という山の下り方」「私のウォルマート商法」10冊の書評と抜粋です。購入した本はありません。備忘します。

禅が教える 人生という山のくだり方 (中経の文庫)

禅が教える 人生という山のくだり方 (中経の文庫)

東京オリンピック後の日本経済」
…海外では日本の財政再建が可能であるとは信じられていない。IMFの関心は、「日本がいつどのように財政再建が可能となるか?」から「いつどのように財政再建できないことによる問題が顕在化するのか?」に移っているかように見える。ページ7
「マンガーの投資術」
…尊敬しない人のために働くべきではない理由はなんだろう。教え助言を請えなければ、知性を高めてより良い人生を歩む助けにならないからだ。いっしょに仕事をして楽しくない人と働くべきでないのはなぜか。仕事は人生そのものだからだ。豊かな人生を過ごしているかどうかは、自分がしていることが楽しいかどうか、いっしょに時間を過ごしてる人が好きかどうかによって決まる。ページ30
「禅が教える人生という山の下り方」
…「不退転の決意」ということ言い方がある。「もう後戻りすることはできない。そういう覚悟を持って物事に臨むこと」という意味で使われている。人生は元には戻れないという心理を見つめ、その覚悟持って生きること。過去に執着せず、ただ今という時間を大切に生きる。今というこの一瞬こそ不退転の決意で生きること。それこそが人間に与えられた使命だと禅は教えているのである。 ページ37
孤独な時間を大切にすることは、孤立することではない。孤立は自己を発見することはない。孤立がもたらすのは、不安感や寂寥感、猜疑心だ。人はいつも誰かと繋がっていたい。それが人間の本性である。孤立するということは、心のつながりをもたないということだ。それはとても苦しいことで、やがては耐えられなくなる。ページ38