新しい広報の教科書

「新しい広報の教科書」を読みました。「ぐるなび」の広報担当者が書いた本です。事例や経験をもとに広報の効果的なやり方を解説しています。先日の川崎商工会議所セミナー「あなたの会社を知ってもらおう!」とほぼ共通する内容でした。マスコミへのリリースの要諦は、文章の上手なものより熱い思いが大事だと述べています。なぜ今なのか、なぜ自社なのか、他業書の事例紹介、取材の内容、未来を語る事が大事だと述べています。現在のわが社「ロビーム」にはリリースする内容がないことを痛感しました。テクニックではなく、語る内容がなければ、フェイスブックを始めとする広報ツールを駆使しても、消費者の心に響かないことを理解しました。備忘します。

最強のPRイノベーターが教える 新しい広報の教科書

最強のPRイノベーターが教える 新しい広報の教科書

私は文章下手でも拙くてもいいので、開発現場が熱い想いを伝えるべきだと考えています。リリースを読んで興味を持ってもらうのが本来の目的なので、淡々とした説明文では心に響かないでしょう。その商品やサービスが社会的に、いかに意義があるのか。今世の中で困っている人たちがいて、その人たちのためにこんな商品、こんなサービスを考えたのだと強く訴えかけるという意味です。ページ34
報道関係者とは対等の立場だと考えて売り込んでいいのです。横柄な態度を取るのは論外ですが、ペコペコ頭を下げてお願いする必要ありません。相手が自分を対等だと思ってくれない場合は、対等に思ってもらえるように仕向ければいいのです。ページ57
(報道関係者に)記事を書きたいと思ってもらうためには、ストーリーが必要です。そのストーリーづくりに不可欠である5つの秘訣をご紹介しましょう。⓵なぜ今なのか ⓶なぜ自社でなければいけないのか ③合わせて一本 ④どんな人に取材できるのか ⑤未来を語れ この5つの要素をストーリーに組み込み、納得感のある理由や分析を肉付けできれば、貴社の心に響くPRストーリーが出来上がるのです。…合わせて一本 ここで大事なのは、同業他社を紹介するのではなく、異業種だけどある共通項でくくれる企業や商品サービスを紹介するという点です。ページ104
それは、消費者が自分事と捉えるような内容にすることです。その投稿読んだ人が「自分はこう思うな」という意見を持ったり、自分に関係する情報だと思ったとき、人は「いいね」をしたり、ほかの人と情報シェアしたくなるのです。ページ205
新聞は「み・ち・こ・し」で読みなさい。 「み』は見出し・「ち」は地図。「こ」はコラム。「し」はお悔やみ、死亡の欄。朝会社に来て、届いている全部の新聞をチェックするときには、この「み・ち・こ・し」だけをチェックしろと私は言われていました。ページ215