真の忍耐力養成ドリル

「真の忍耐力養成ドリル」を読みました。内容は当たっていますが、身も蓋もない話です。本質を突いていると思いますが、露悪的な感じもします。ただ、若いサラリーマンが読んだら、それなりに、ためになります。チャラ男に最適な本です。私としては、今後、自慢話や説教は止めようと思いました。備忘します。

がまんできない人のための 真の忍耐力養成ドリル

がまんできない人のための 真の忍耐力養成ドリル

  • 作者:ココロ社
  • 発売日: 2011/08/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ネットは暇つぶしに最適です。なぜならものすごく時間の無駄遣いができるからで、まさに潰さなくてはならない暇があるのであれば、10分に一回アクセスして「まだ更新されてないか…」と思ったりすることができますが、そもそも暇つぶしをせざるを得ないような人生はいかがなものでしょうか。ページ30
面白い話を思いつくという努力をせずに、面白くない話をしないようにすればいいだけなのです。その意味で、思いついたことが面白いかどうかちょっと考えてみて、発言を絞ると言うのは話し上手になるための重要なポイントなのです。ページ37
不快な話というものは、「自分が言われたらどんな気持ちになるのだろうか」というのを正確にシュミレートすることで、ある程度抑止できます。このワークで取り組んでご自身が思った言葉を、自分が言いそうになったら思い出すのです。ページ37
単にやる気が出ないからと言う理由での息抜きは時間の無駄です。なぜなら何か楽しいことをしたら、その後にする仕事の辛さが際立つだけであって、やる気が出ないからと言う理由で息抜きをすると、さらにやる気が出ない結果になってしまうからです。ページ66
何かあったときに自分で責任を取るようにすると、報告と相談の時間を節約することができ、この場合だと30分程度は仕事が早く終わることになります。ページ76
このように、人間と言うものは、真の理由としてはやる気がないだけなのに、意味の有無などという話を持ち出して、やらない理由作りをするものです。何かを学ぶかどうかについて迷っているときは、「これって必要なの?」などの理由が、本当に当てはまるか吟味することで、不毛な「やらない理由探し」をしている自分と向き合うことができるのです。ページ99
「作業することで、学習の辛さから逃げたい」という気持ちを我慢すること、学習した痕跡を残さないことで「もしこれを習得できていなかったら何も残らない」と言う背水の陣を敷くこと、これこそが学習そのものに取り組むことです。ページ105
失敗した商品やサービスについては、ごく1部の人から好意的な意見を聞くより、ネガティブな意見に耳を傾けた方が仕事の質は上がります。ページ113
自慢話は人を不快にさせます。多くの場合、相手より幸せになったときにするものですから、「お前は俺より不幸だ」という話を聞いて嬉しい人などいるわけもありません。ページ115
自分で話を面白くしようとしないと、自分が何者かであるか分からなくなるかもしれませんが、そこが我慢のしどころ。聞き上手を実践していくうちに、きっと「あなたの話が聞きたい」という声が聞こえてくるはずですし、「無理に自己主張しても意味がないなぁ」と言う境地に達することもできるでしょう。ページ128
当然ですが、人が起きている時間の大半を「仕事」に費やしているわけですし、仕事という行動を社会に変える力につなげるのが、最も実効性のある政治運動であるといえます。本気で社会を変えたいと思っているのであれば、生活の基礎である仕事との関わりについて考えるべきですし、仕事は別の話と考えるのではないはずです。ページ149
強い偏見を持っている人は、偏見を変えないことを目的として反応してきますから、いくら説き伏せようとしても無駄です。ページ152
結局、何か罵倒されたときには、適当に同意するに越した事はないと言うことになりますし、適当に同意しておけば、それ以上追い打ちをかけられることもないでしょう。ページ159