50の神習慣

「50の神習慣」を読みました。副題は「あらゆるストレスが消えていく」です。東大病院の元教授、矢作尚樹氏の著作です。以前、彼の「人は死なない」を読みました。スピリチュアルな香りのする本でした。この本も多少の匂いはしますが、概ね、真っ当な意見で、ほぼ私自身が実践してることでした。圧巻は29「健康診断を受けない」の項目で「健康を気にしなければ、健康です。…健康診断で…「不安」や「怖れ」がよくありません。…あなたのエネルギーの質を下げ、あなたを健康から遠ざけるのです」と述べています。一面の真理なのかも知れません。「今中」は神道で使われる言葉だそうです。「過去と未来の真ん中に今があり、その今に意識を合わせて生きていきましょう」は納得できます。
他に参考になった習慣は、01「朝目が覚めたら大きく深呼吸をする」、06「近隣の人に自分から挨拶をする」、09「両手でものを受け取る」、14「席を立ったら椅子を戻す」、23「美術館や博物館へ行く」、26 「1日1回、空を見上げる」、40「有難いを口癖にする」、50「ただいまと言って眠る」です。軽い読み物です。備忘します。

これからは、相手の話にだとしても、一旦は「なるほど、そういう考え方もあるか」とうなずきながら聴く。ページ65
つまり、どうにかして死ななければあの世へはいけません。ですから、死に至る病というのは、あの世への尊い切符なのです。もちろん、いつ行けるのかは本人も分かりませんが、いつ行ってもいいようにこのよう生きるしかないのです。ページ121
健康を気にしなければ、健康です。…健康診断で…「不安」や「怖れ」がよくありません。…あなたのエネルギーの質を下げ、あなたを健康から遠ざけるのです。ページ121
そして、肉を食べる時は動物への感謝の気持ちを忘れてはいけません。自然に感謝する習慣が身に付けば、心は常に穏やかになると思います。ページ125
しかし、私がインターネット上の情報を種々選択できるのも、読書による情報取得が基礎にあるからだと思います。ですから皆さんはまず、読書を習慣にすることをお勧めします。特に、若い人には老眼になる前に、たくさん本を読んだ方が良いとアドバイスしています。ページ148
目の前の仕事やご縁を大切にしてください。そうすれば、ご縁は自然と広がっていくと思います。ページ157
「今中」は神道で使われる言葉です。「過去と未来の真ん中に今があり、その今に意識を合わせて生きていきましょう」という意味です。すべてのストレスは「今中」からずれることによって生じます。つまり今をおろそかにして、過去を後悔したり、未来を心配したりするのです。ページ162
「あー忙しくて大変だ」と言わずに、「あーやることがたくさんあってありがたい」と声に出して言ってみてはいかがでしょう。ページ164
意味のない事は起こりません。まさに、今日があるだけでありがたいではないですか。ページ165