読書力養成講座

「読書力養成講座」を読みました。著者の読書法を理解しました。読書には4つの方法があり、それぞれの目的によって使い分けると良いとの意見です。「速読、通読、熟読、重読」です。熟読は「メモをとりながら、全部を詠む必要はない」など、示唆に富む内容でした。また、その道の第一人者の入門書には良書が多いそうです。これからの参考にします。読書法もさることながら本書のなかで紹介されてる本に興味を抱き、17冊の本を注文したしました。備忘します。

…とにかく速読では、「 1. 必要不可欠、必要十分だと思うことをいかに早く手に入れるか。 2. 手に入れたことを見直すことができる状態にしているか。」ということが重要なのです。(59ページ)
通読レベル1のほうは、全体をざっと通して読んで、そこから読書を楽しんだり、ある一定の知識を得るというのを目的とした読書です。…通読レベル2は、楽しむと言うよりも、勉強に重点を置いた読書です。(75ページ)
自分より頭の良い方が書かれた本をじっくり読むことによって、著者ほどのレベルにはなれないにしても、ゆっくり追いつけるようになる、著者のロジックに、完全とまでは行けなくともなんとかついていけるようになることが大切なのです。…情報を得ることだけが目的では無い。ロジックを追えるようになることが、論理的思考力のアップ=頭が良くなるということです。(115ページ)
…最初はとにかく著者の論理を丁寧に追い、そして、その中で、閃きを得るように、意識的に他のことと関連付けながら読んでいくことです。すると、どんどん理論的論理的思考力が上がってきます。(161ページ)
自分の専門分野や興味のある分野の本を、全部読まなくてもいいから必要なところだけ、リファレンスを参照しながら読むのが、熟読です。…熟読によりおよそ30時間で、ある分野のことがかなり理解できるようになります。入門書を通読レベル2で読んでから専門書を熟読し、再び入門書を通読します。(187ページ)
… 1冊2冊読んでも読まなくても違いはないと思うかもしれませんけれど、それをある程度積み重ねていくと、そうでない人と大変な差になるのです。そしてどうせ読むのだったら、できるだけ良い本、人がきちんと評価している良い本を丁寧に読むことです。良い本を本書の話したような読書法で読んでいけば、たとえ月に1冊でもここでご紹介したような目に見える成果を上げることができます。つまり頭のレベル、ものの見え方のレベル、論理的思考力のレベル、人の話が分かるレベルが変わってきます。(213ページ)
読書力を高める上での最後のヒントは書くことです。書くためにを読むことが必要ですが、書くことによって、また読む力が格段に高まります。 222ページ
(本書紹介の本を注文しました) "ヘンテコピープルUSA" "特命全権大使米欧回覧実記" "ぼくらの頭脳の鍛え方" "友達の数は何人?" "マネジメント"  "サービスの底力!" "修身教授録 " "巨象も踊る" "会社法入門(岩波新書)" "プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神 (岩波文庫)" "仕事の裏切り" "楊家将"  "史上最強の投資家バフェットの教訓"  "ウィニング 勝利の経営""最後の授業 ぼくの命があるうちに" "[新版]50イングリッシュ" "村田昭治のマーケティング・ハート"