悪韓論

「悪韓論」を読みました。身も蓋もない韓国に対する論評です。へイト本かと思い警戒しましたが、さにあらず、その後に読んだ論文集「反日種族主義」と通底しています。この本の内容はほぼ韓国のメディアに出た記事を引用にして書かれていますが、この本の内容に対して反論する韓国人はいないそうです。なぜ反論しないのかよくわからないと著者も述べています。結論は、韓国とは、「付き合わない、もしくは距離をおいて付き合おう」と読めました。備忘します。

悪韓論 (新潮新書)

悪韓論 (新潮新書)

韓国人は何事につけても、明確な格差を設けることが好きだ。それをまざまざと見せつけてくれるのは社屋内の部屋のスペースだ。例えば、従業員10人ほどの専門商社を尋ねると、狭い事務所で隣の人と肘や肩が触れ合うようなすし詰めの状態で仕事している。…ところが社長室に通されると、これが隣の事務室よりはるかに広く、そこに社長1人が悠然と座っているのだ。ページ51
韓国の俗語「サオジョン」とは、直訳すれば「45定」。どんなに良い会社であれ、そして会社の規則にどう書かれたあろうとも、ホワイトカラーの場合は45歳半ばになったら、理事になれない限り、辞めざるを得ないことを指す。ページ92
ともかく生産現場で汗を流す人々は、どこまでも冷遇されている。彼ら自身、自分がしている仕事に誇りを持っていない。いや、誇りを持てなくするような、李王朝以来の勤労観が、今も韓国社会を支配しているのだ。ページ101
半島には、物づくりをする人間を蔑視し、生産現場を卑しむ文化があった。それが今も続いている。異様なまでの学歴崇拝と、職種に対する強烈な貴賤意識が形作る現代韓国の事実上の身分制度は、それ自体が「差別の文化」と言える。ページ116
中身はボロでも、とりあえず外観を飾り立てたい。そのためなら嘘を吐く位構わない。それが「外華内貧」のマインドだ。私は、韓国人とは何者かを示す最も的確な言葉が「外華内貧」だと思っている。ページ123
不祥事を起こしたら、不祥事を起こすに至った経緯は、見え透いた嘘を交えて滔滔と述べるのだが、決して謝ろうとしない。「すみません」と「ごめんなさい」を挨拶言葉にしているような民族は、それだけでも呆れかえるのだが、黙って聞いていたら、いつしか、不祥事を起こした加害者たる自分のほうが正しいような話になっていく。「息を吐くように嘘を吐く」と「非を認めず謝らない」「相手には謝らせたい」が合体したような国民性だ。ページ133
儲け話に乗れるなら、嘘をいとわずといった価値観を、あたかも国民文化として持ち、「強きに阿ね、弱気につけ込む」交渉術で日本に接近戦を挑んでくるのは韓国だ。ページ219