日常は情報戦

「日常は情報戦」を読みました。ユーチューバーKAZUYA氏の著作です。私、長い間チャンネル登録しています。やや右ですが常識的なコメントが多く好感がもてます。動画の中で本を出版したとのことでしたので、早速、応援に購入、読んでみました。ユーチューバーとしての彼の履歴や失敗談、ネットリテラシーについて書かれています。世の中には、困った人たちが沢山います、ネットの匿名性を利して、陰謀論や**信者が突っかかってくるのを回避するのは大変です。「まずはそれを否定しないと言うことです。…まず話を聞くことです。…つまり否定せずに問いかけるのです。結局は本人に気づいてもらうしかありません。」至言です。君子危うきに近寄らず論、バランス論、納得です。備忘します。ページ135

基本的に陰謀論は僕もそうだし、誰もが引っかかる可能性があるものです。しかし何に引っかかりやすいのか、逆に引っかからないのかは人や環境によって左右されるものです。ページ96
…人はとにかく真実よりも、自分が既に信じている内容と矛盾しない情報源を選ぼうとすると指摘していますが、これには僕も自身心当たりがあります。ページ97
2020年以降、新型コロナウィルスが猛威をふるいましたが、コロナワクチンに関する死亡情報や陰謀論はこれでもかと拡散されています。ページ131
あまり考えたくないことですが、ごく身近な人が陰謀論に流されて、周りに迷惑をかけることも十分あり得る話です。では、もしそうなってしまったら私たちはどうしたら良いのでしょうか?
陰謀論者に対して)まずはそれを否定しないと言うことです。…では否定せずにどうしたら良いかと言うと、まず話を聞くことです。そして可能であれば、当たり障りのない形で疑問の種を撒き続けるしかないでしょう。つまり否定せずに問いかけるのです。結局は本人に気づいてもらうしかありません。ページ135
新聞は一晩寝かせている情報だからこそ、じっくり腰を据えて整理することができます。ページ189
しかしウラ情報ほど、怪しいものはありません。なぜなら確認できないケースがほとんどだからです。たいていはそれは口で言うだけで、裏付けとなるような物的証拠は提示されません。ですから本当かどうか全くわからないのです。ページ192
とにかく僕が伝えたいのはバランスが大事だと言うことです。人間は完全な中立なんてありえないものの、その中でいかにバランスを取るのかが大事です。バランスを取る上では、意見が異なる人の発信を見て、自らを省みることが大事です。そして同じ人間同士でつるみすぎないと言うのも重要でしょう。ページ198
あと基本的なコメントの性質として、応援より不満があるときにコメントを残すのだという事は覚えておくべきでしょう。人間を大きく動かすのは負の感情です。ページ205
ネットだからと乱暴な口調になるのは十分に気をつけるべきです。そしてそもそも言葉が乱暴なグループには近寄らないのが良いでしょう。この手の人たちは常に何かに起こっています。精神衛生上もよろしくないですし別の穏やかな人たちと絡んだほうがまだ健全です。ページ212
まず突っかかってくる人はそもそもこちらのことを嫌いだと言うケースが多いです。いちど敵認定されてしまうと、何を書いても粘着的に突っかかってくるのですが、そういうのはそもそも不毛なので、前述したようにミュート、もしくはブロックしておくのがいいと思います。ページ218