2012-01-01から1年間の記事一覧

おじさん通信簿

「おじさん通信簿」を読みました。AKB48の秋元康さんの40歳代後半のエッセイ集です。20年くらい前に学芸大学駅の近所の有料駐車場で会いました。ベンツだったか、高級車から素敵な女性と降車するところでした。私はカローラの営業マン、その落差も…

ウナギ大回遊の謎

「ウナギ大回遊の謎」を読みました。うなぎの産卵場所を見つけるという究極の謎を追いかけた科学者たちの夢と冒険の記録です。面白い、実に面白い本です。一見、何の役に立つ研究なの?と思いますが、さにあらず、ドラマチックな展開で、有用、無用の議論を…

太平洋のレアアース泥が日本を救う

「太平洋のレアアース泥が日本を救う」を読みました。大学教授の著者は10年くらい前に太平洋にレアアースが大量に眠っていることに気づき、昨年、ネイチャーに発表、世界中から大注目を浴びました。レアアースがないとスマホも液晶も太陽電池もつくれない…

なぜあなたは英語が話せないのか

「なぜあなたは英語が話せないのか」を読みました。日本語を流暢に話す外国人は、やはり大したものです。話す内容がなければ話せないし、場の状況を理解できなければ話せないのは日本語でも英語でも同じだということが分かりました。もちろん、単語や文法も…

おじさん、語学する

「おじさん、語学する」を読みました。物語仕立てのノウハウ本です。普通のおじさんがフランスの孫に会うためにフランス語を習得する物語です。強い動機がなければ、習得できないそうです。方法の善し悪しではありません。また、<訳読主義>をしていては会…

ダチョウの卵で、人類を救います

「ダチョウの卵で、人類を救います」を読みました。dimeの特集記事を読んで取り寄せてみました。京都府立大学の教授(獣医学博士、44歳)が書いた本です。内容は表題の通り、ダチョウの驚異的な生命力に魅せられた学者が、ダチョウの免疫力に目をつけ卵から…

中年英語組

「中年英語組」を読みました。著者の英語習得のコツと苦労話を本にしています。後半は日米文化比較論です。10年以上前の本ですが、楽しめました。著者は東京大学法学部、大蔵省入省組ですから、元々エリート中のエリートです。英語が「できない」と言って…

食い逃げされてもバイトは雇うななんて大間違い

続いて「食い逃げされてもバイトは雇うななんて大間違い」を読みました。著者の意見が表に出ていて面白く読めました。至極、真っ当な意見です。また「常識を疑え!」を強く主張しています。山田真哉著「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?」「食い逃げされても…

食い逃げされてもバイトは雇うな

「食い逃げされてもバイトは雇うな」を読みました。購入してから3年以上経っています。表題だけで内容を判断していました。この本は会計の入門書です。初心の経理担当者の教科書に最適だと思います。大学生の頃、「簿記」と「経営」の関連が全くわかりません…

妻を帽子とまちがえた男

「妻を帽子とまちがえた男」を読みました。iTunes Uの東京大学心理学教室俯瞰講義で紹介されていたので取り寄せてみました。精神科医オリヴァー・サックスが実際の患者を記録したノンフィクションです。24の症例を取り上げています。著者は、こころ優しい…

30秒ドローイン!腹を凹ます最強メソッド

「30秒ドローイン!腹を凹ます最強メソッド」でポッコリ腹を矯正することにしました。「ドローイン(Draw-in)は腹を凹ませるという動きをさす言葉。…腹を凹ませることでおもに腹横筋に働きかける方法です。腹を凹ませると、腹横筋につながっている胸腰筋…

YELLOWS3.0 CHINA

五味彬氏のYELLOWSシリーズ第3弾です。写真家、五味彬氏は、まだアンダーヘアが解禁されない頃から先駆的に露出写真を発表していました。私は15年以上前にYELLOWS2.0をパソコンソフトで購入しています。1万円くらいしました。YELLOWS2.0は裸の女を正面、背面…

シュリーマン旅行記 清国・日本

「シュリーマン旅行記 清国・日本」を読みました。小説家、山本一力氏の推薦です。シュリーマンといえば、ホメロスの「イーリアス」に感動し、自弁でトロイアの遺跡を発見した偉人です。高校生の頃、課題図書「古代への情熱」を読んだ記憶があります。最近は…

おじさん図鑑

「おじさん図鑑」を読みました。帯に「すべての若者に捧ぐ。おじさんになる前に、おじさんを知るべきだ」とありました。作者はイラストレーターの「なかむらるみ」さんです。絵も文も達者です。観察力、鋭いです。おじさんに優しいです。本の中に自分がいっ…

故郷70年

柳田国男「故郷70年」を読みました。小林秀雄が講演CDの中で柳田国男を語っています。曰く「柳田国男が13歳の頃、当時、世話になっていた家に祠(ほこら)があり、それを開けたら蝋石があった。その家の亡くなった老婆が身体を磨いていた蝋石であった。…

すぐやる人になるための仕事のやり方・考え方

「すぐやる人になるための仕事のやり方・考え方」を読みました。私自信としては実践していることが多いので確認のための読書になりました。20歳代の元気の良いビジネスマンには、気づきや有用なヒントがあるかもしれません。備忘します。「すぐやる」人に…

血だるま剣法

漫画「血だるま剣法」を読みました。「異形の日本人」で平田弘史氏のことを知りました。帯に「遂に復刊なる!! 1962年夏の日の丸文庫から貸本店向け描き下し漫画の単行本として発行された…なぜ40年以上も封印され続けたのか?」とあります。呉智英氏の解説…

政事家 大久保利通

「<政事家>大久保利通」を読みました。堺屋太一氏によれば、「大久保利通」は日本三大偉人のひとりだそうです(ちなみに残りの2人は、聖徳太子と織田信長)。若い頃、銀座の薩摩料理屋で大久保利通の事績を述べ立て顰蹙を買いました。当時は鹿児島に銅像…

教え方の教科書

「教え方の教科書」を読みました。直属の部下が、悩んでいる私のために買ってきてくれました。気づいてはいましたが、そこまで基本に立ち戻らなければいけないかと考えさせられました。私の世代では、できないのは自分のせいでしたが、今は教えてくれない会…

商店街はなぜ滅びるのか

「商店街はなぜ滅びるのか」を読みました。商店街は平安の時代から続いているのではなく、第一次世界大戦後の不況と百貨店の対抗手段として発生したという分析に驚きました。戦後の日本経済が戦前の戦時経済統制に端を発しているのと同じく、商店街の発生・…

ハビビ

橋本大也氏の推薦もあり、大いに期待して「ハビビ」を読みました。「火の鳥のスケール、AKIRAのヴィジュアル・マジック」との触れ込みでしたが、及びません。確かに絵は丁寧に書き込まれていますが、ストーリーを追うのに苦労します。明示的に関連を示…

facebookスマートに使いこなす基本&活用ワザ

2012年の最新増補改訂版「facebookスマートに使いこなす基本&活用ワザ」の知らない部分だけ、つまみ読みをしました。勉強になりました。 「タイムライン」の概要を知りました(p.45)。プロフィールをGoogle対象から外す方法を知りました(p.56)。友達をリ…

Evernoteオールインワンガイド

「Evernoteオールインワンガイド」を読みました。現在のEvernoteを俯瞰した本です。網羅性も高く、図解や手順も分かりやすいので、初心者にも十分理解できると思います。Evernoteをプレミアム(有料版)で2年以上使っている私にとっては、知らないことを中心…

リアルタイム・マーケティング

「リアルタイム・マーケティング」を読みました。副題に「生き残る企業の即断・即決戦略」とあります。読みながら一種の恐怖感、焦燥感を覚えました。事例が多く、読みやすい本です。ジャーナリスティックな書き方ですので面白く読めます。「今すぐ」取り組…

100円のコーラを1000円で売る方法

「100円のコーラを1000円で売る方法」を読みました。FB古屋編集長のご紹介です。物語仕立てなので取っつきやすいと思います。その分、冗長になっています。内容は、シンプルです。「顧客に振り回されてはいけない」「値段を下げずに価値をあげる」(p.120…

瓶詰の地獄

「瓶詰の地獄」を読みました。夢野久作の小説を原作に、丸尾末広氏が緻密な描写で漫画化しています。表題作は近親相姦の話で正視に耐えません。落語「黄金餅」、「かわいそうな姉」ともに哀しい話です。元気な時にしか読めません。瓶詰の地獄 (ビームコミッ…

はげまして はげまされて

「はげまして はげまされて」を読みました。副題は「93歳正造じいちゃんの56年間の絵日記」です。奥さんが病に倒れてから死ぬまでが辛い場面です。「病院に行ったら、かあさんが苦しんでいた。点滴も半分で切り上げたという。食欲なく、昼食もとらない。風呂…

イラスト版禁煙セラピー

「イラスト版禁煙セラピー」を読みました。恥ずかしながら喫煙を続けていました。家では吸わないので重度のニコチン依存症ではありません。禁煙は何度も、何度もしましたが結局だめでした。一番長い禁煙で2週間くらいでした。 この本、とても良い本です。読…

50歳を超えても30代に見える生き方

「50歳を超えても30代に見える生き方」を読みました。前半は、メタボやガン、免疫の解説で、知っていることばかりでした。後半は、現代版「養生訓」「菜根譚」の類です。早寝早起き、喫煙禁止、飲酒適当、小食、歩行奨励など、生活習慣の変更を提案していま…

大往生したけりゃ医療とかかわるな

「大往生したけりゃ医療とかかわるな」を読みました。今年度上半期のベストセラーです。こういう本を読む年齢になり、実に感慨深い。繁殖期の終わった生物は、遠からず死を迎える、あたりまえのことを忘れているのが人間だと説いています。死に際して余計な…