銘酒誕生物語 本田商店

 銘酒誕生物語(wowwowオンデマンド)を視聴しました。兵庫県姫路市の本田商店(秋津)物語です。蔵元は、第3代、本田武義氏です。下請けに甘んじていた酒を、山田錦の栽培研究で成功させた立役者です。食用米は1000粒あたり23グラム、山田錦は28グラムで、心白(中心核)が大きいのが特徴です。しかし育成が難しく、地元農家との協業によって品質の良い山田錦を安定的につくることに成功しました。老いてますます盛んな方でした。
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 2018年10月10日に逝去された「龍力(たつりき)」醸造元、…本田会長は、日本酒のロマネ・コンティを目指して、この地域の田んぼの土壌研究を始めた。その研究を始めたのが、世間では定年を迎える年齢と聞いたときには、本田会長の地元が生んだ酒米の王様といわれる山田錦への情熱に感激し、その年齢からの挑戦に感銘を受けた。
 本田商店の蔵で使用する全ての山田錦が最高級品である、…純米大吟醸「秋津」はそれが形になったものだ。本田氏は業界にも長年貢献してきた。1…吟醸酒を広めるために、…吟醸酒協会の初代会長に就任、そして、…「日本美米美酒美食倶楽部」会長を務めた。
(平出淑恵氏追悼記事より)