銘酒誕生物語 萬乗醸造所

 銘酒誕生物語(wowwowオンデマンド)を視聴しました。愛知県名古屋市の萬乗醸造所、15代目、九野九平治氏(54歳)の物語です。大学を中退、フランスでモデル業を経て継承。大手へ桶売りから脱却、自社ブランドで世界へ羽ばたきました。酒造の目的は、「日本酒の価値を高めるために日本酒を造っている」。コンセプトは、「上品さ」と「優しさ」と「懐かしさ」を感じる日本酒と語っています。
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 瓶に直接詰めてから殺菌することにより酸化を防ぐ。
 良いお酒は、お水、原料、製造プロセス、貯蔵法にこだわること。
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 日本の地方蔵がほとんどそうであったように、この蔵も大手へ桶売りする酒を造ってきた。…その生き方をキッパリ止めて「自分の酒を造る」原点に立ち返った。…そこに残ったのは正しく「自分の酒」であった。
 九平治氏は同時に、蔵の方針だけでなく酒造りそのものも原点に立ち返った。それは酒造界に長く言い伝えられている「一麹、二もと、三つくり」という言葉だ。九平治氏は「一麹」と第一に掲げる麹を額面どおり重視した。…酒醗酵の全過程(特に長期低温発酵)を引っ張りぬこうとしたと言う。そして試行錯誤の結果、その力強い麹を造る最適の米が山田錦に収斂してきたようだ。(首藤 和弘氏ブログより)

以上